木材保存誌コラム

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会誌「木材保存」の人気コラム、「みちくさ」「虫めがね」「木くい虫」を公開しております。下記ボタンから、それぞれのコラムを読む事が出来ます。

グローバル化と招かざる来訪者 [虫めがね]

虫めがね vol.45 No.4 (2019)

今はグローバル化の時代と言われている。人や物が国境を越えて移動している。それも、ひと昔と比べて格段に大量に、そして短期間に移動しているのが特徴である。 昨年(二〇一八年)十二月には、日本に観光目的でやって来た外国人が年間三千万人を突破したそうだ。東京・京都・奈良などの代表的観光地だけでなく、今では地方へ行っても大勢の訪日観光客に出会う。来年(二〇二〇年)は東京オリンピックがあるので、四千万を超える...

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飲料自動販売機―その後 [虫めがね]

虫めがね vol.45 No.3 (2019)

飲料自動販売機は、今では日本中いたるところで見ることが出来る。バスの停留所、学校の食堂や体育館、駅のホーム、飛行場、映画館、町の集会所など、人が集まる所にはほとんど置いてあり、喉が渇いた時は手軽に飲み物を買うことが出来る。無人なので人件費は節約できるし、二十四時間、夜間でも購入できるなどの利点があり、大幅に普及している。いまでは、飲料販売総量の大半を自販機による販売が占めていると言われている。自販...

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週休七日制 [みちくさ]

みちくさ vol.45 No.3 (2019)

先般、一連の改元関連行事があった。このとき五月一日の新天皇の即位日を今年に限り「祝日」としたため、その前後の日が「国民の休日」となり、完全週休二日制の官公庁等では、結果として十連休になった、というわけである。 小生が就職した一九七二年頃の土曜日の業務は午前中に終了、午後は休み。これを「半(はん)ドン」―今やもう「死語」―といった。なお、この「ドン」の由来は「オランダ語で日曜日を意味するゾンタクの訛...

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空海が修行した青龍寺 [虫めがね]

虫めがね vol.45 No.2 (2019)

二年前から四国八十八ケ所のお遍路の旅を続けているが、わたしは怠け者なので、まだ結願には至っていない。四国八十八ケ所とは弘法大師空海が四国の各地を布教して歩いた跡を訪ねる旅である。この度、空海が若い頃修行した中国の長安(今の西安)にある青龍寺を訪問した。今から千二百余年前に、若き空海が修行の為に日夜歩いたであろうその同じ石畳や廊下などを歩くのは格別の心境であった。 八〇四年に、真言宗の開祖・弘法大師...

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最近、よく考えること [みちくさ]

みちくさ vol.45 No.2 (2019)

昨年、これからの木材利用について、いくつかの講演、原稿執筆、それに報告書等の作成といった仕事が続いた。そこで考えることが多くなったのは「林業と林産業の連携」の件である。ここでその詳細を繰り返すわけにもいかない。一言だけ言えば、この連携の目指すものは、森林資源の持続的利用の保証にほかならない、ということではないか、と思っている。 こうした仕事を進める際には、その都度、新資料を探すわけだが、結構頼りに...

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