木材保存誌コラム

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会誌「木材保存」の人気コラム、「みちくさ」「虫めがね」「木くい虫」を公開しております。下記ボタンから、それぞれのコラムを読む事が出来ます。

ことしの猛暑と生物の活動 [虫めがね]

虫めがね vol.44 No.6 (2018)

のど元過ぎれば熱さを忘れると言うが、忘れないうちに今年の猛暑について述べてみたい。今年(平成三〇年)の夏は記録的な猛暑であった。酷暑という言葉まで生まれた。日中の外気温が三七~三九℃と、人の体温を上回るような気温が連日続いた。埼玉県熊谷市では気象台観測史上最高の四一・一℃を記録した。この猛暑は特に高齢者などの体力的弱者に大きく負荷がかかる。新聞の報道によると、近年は、熱中症による死者は、年に六百人...

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トライアウト [みちくさ]

みちくさ vol.44 No.6 (2018)

前回、ちょうど話題になっていた、高校野球、それも金足農業の件を書こうと思っていたところに、台風二十一号、地震と続いた。 後者は「北海道胆振東部地震」と命名され、ブラックアウトと液状化の件はまだ尾を引いている。この「胆振」という地域名を「いぶり」ではなく「きもふり」あるいは「たんぶり」と読んだ方もおられよう。なお、これは北海道に多いアイヌ語由来でなく、日本書紀に出てきているのだそうである。筆者、ご当...

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川柳と俳句 [虫めがね]

虫めがね vol.44 No.5 (2018)

数年前から近くのカルチャーセンターの川柳教室に通っている。そのことを友人に話すと、俳句と川柳はどう違うのですかと質問がくる。俳句は自然を題材に詠む、いわば「風景画」です。季語もあれば切字もある。川柳は五・七・五で詠むのは同じですが、季語はなく自分という人間を素材に詠む、いわば「人物画(自画像)」ですと説明する。すると次に、あなたの代表作を紹介してくださいと言われる。この場合、その友人は「あはは」と...

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ブラックアウト [みちくさ]

みちくさ vol.44 No.5 (2018)

原稿の締切が近づいてきた。ネタはいくつかあるにしても「今回はやはり高校野球、それも金足農業の件でしょう」と思っていた。そこに台風二十一号である。「内容を変えようか」とも迷っていた。 そして、九月六日午前三時過ぎの地震。あっという間の停電である。手探りで携帯を探し、情報を見ると、最初期には最大震度は安平町の6強、当地の震度は5強とある。別の部屋で何か落ちたようだったが、真っ暗な中でうろうろするのも、...

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お爺ちゃん、お婆ちゃんは孫の世話がうれしい [虫めがね]

虫めがね vol.44 No.4 (2018)

先のこのコラムで、お爺ちゃん、お婆ちゃんたちは孫が可愛い、かわいくて世話がうれしいということを書いた。これは人類(ホモ・サピエンス)が地球上に現れて約二十万年の歴史の中で、DNAに記録された遺伝情報であると言った。この遺伝子に支配されているお爺ちゃん、お婆ちゃんは、孫の世話がしたいのに近くには孫たちはいない。現代では、わが国の多くの若い世代は住み慣れた田舎から都会に出て仕事をしている。親たちとは離...

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