木材保存誌コラム

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会誌「木材保存」の人気コラム、「みちくさ」「虫めがね」「木くい虫」を公開しております。下記ボタンから、それぞれのコラムを読む事が出来ます。

蚊はなぜディートを忌避するのだろうか [虫めがね]

虫めがね vol.38 No.3 (2012)

夏になると昆虫類の活動が活発となり、虫に刺されることも多くなる。そんな時に忌避剤を買ってきて脚や腕にスプレーして、虫刺されを予防した経験をお持ちの方も多いでしょう。この忌避スプレーの有効成分がディートという化合物である。蚊がなぜディートを忌避するのかは、今のところ正確にはわかっていない。

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ゴキブリはいますか? [虫めがね]

虫めがね vol.38 No.2 (2012)

「あなたの家にゴキブリはいますか?」フランスの友人、ムッシュ・ゴーシェから聞いた話であるが、フランスで家庭の主婦にこの質問をすると99%の主婦は次のように答える。「いいえ、うちにはいません!日頃から家の中はきれいに清掃していますのでね」

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風雅な名前の昆虫︱スミナガシ︱ [木くい虫]

木くい虫 vol.38 No.2 (2012)

名は体を表すという。誰でも知っているモンシロチョウ(紋白蝶)は「紋のある白い蝶」という意味でどんな昆虫であるかすぐ見当がつく。最も短い和名であるイガは「衣蛾」の意味で衣類の害虫である。コナガは「粉蛾」ではなく「小菜蛾」であり、アブラナ科蔬菜を食害する農家の大敵である。ところで最も長い和名の昆虫をご存知だろうか?カタカナで22文字もあるリュウキュウジュウサンホシチビオオキノコムシという舌を噛みそうな名前である。漢字で書くと「琉球十三星ちび大茸虫」となり、琉球に棲息する13個の斑紋がある小さなオオキノコムシ科の昆虫という意味である。筆者は実物を見たことが無いが、名前からどんな昆虫か類推できる。ギフチョウ(岐阜)、ナガサキアゲハ(長崎)のように最初に採集された場所の地名から付けられた名前も多い。このような和名には分かりやすいという利点はあるが、なんとなく味気ない。

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クシヒゲツツシンクイ [木くい虫]

木くい虫 vol.38 No.1 (2012)

ツツシンクイ科は体が円筒形で上翅を含めてキチン化が弱く軟弱な感じのするコウチュウである。全世界で50種程度が記載され、日本には6種(コバネ、ムネアカホソ、キイロホソ、オオメ、ツマグロ、クシヒゲ)が分布しているだけの小さな科である。この科の昆虫は穿孔虫であり木材に関係が深いが、これらの昆虫を知っている読者は少ないであろう。

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シラミがナポレオンのロシア侵攻を敗退させた [虫めがね]

虫めがね vol.38 No.1 (2012)

先に、蚊がパナマ運河建設を挫折させたことを述べたが、今度は、シラミについて述べる。フランスの英雄ナポレオンは西ヨーロッパ戦線では連戦連勝で、一八一二年ころには、ほぼヨーロッパの西半分を支配下に置いた。残る主要国はロシアとイギリスのみとなった。まずロシアを制覇する決心をしたナポレオンは、一八一二年六月下旬、フランス軍に同盟諸国軍を加えて総勢約六十万の大軍を率いてパリを出発した。迎え撃つロシア軍は約二十五万人である。ナポレオンとしては必勝の態勢で進軍を開始したのである

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