木材保存誌コラム

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会誌「木材保存」の人気コラム、「みちくさ」「虫めがね」「木くい虫」を公開しております。下記ボタンから、それぞれのコラムを読む事が出来ます。

ノミとはどんな虫ですか? [虫めがね]

虫めがね vol.38 No.4 (2012)

ノミ・シラミ 馬の尿する枕元と江戸時代の俳聖松尾芭蕉が詠んでいる。このようにノミやシラミは人々の身ぢかで、生活の中にいる昆虫であった。私は終戦まもない頃に少年時代をすごしたが、夜、寝ていると、何となく脚のあたりがかゆくなったので、ふとんをパッとめくるとノミがピョンと飛び出てきた。急いでそれを捕まえて爪の上に置いてパチンとつぶすと、吸血していた血がジュとノミから出てくる。コヤツ俺の大切な血液を吸ったにっくき奴と、仇でも獲った気持ちになったものだ。

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細長い昆虫、ルイスホソカタムシ [木くい虫]

木くい虫 vol.38 No.3 (2012)

ホソカタムシ(細堅虫)は細くて堅い昆虫という意味であるが、ホソカタムシの仲間が全て細長いというわけではない。しかし、ここに紹介するルイスホソカタムシ(写真)はまさに「細堅虫」であり、極端に細長く縦(体長)と横(体幅)の比が8.5倍程度もある。本種の名前はイギリスの昆虫学者ジョージ・ルイス氏に因んだものである。彼は19世紀に日本を訪れ多くの昆虫を採集し、標本を本国へ送っている。それらの標本を基に日本の昆虫が研究されたので、彼に因んだ名前の昆虫も多い。

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蚊はなぜディートを忌避するのだろうか [虫めがね]

虫めがね vol.38 No.3 (2012)

夏になると昆虫類の活動が活発となり、虫に刺されることも多くなる。そんな時に忌避剤を買ってきて脚や腕にスプレーして、虫刺されを予防した経験をお持ちの方も多いでしょう。この忌避スプレーの有効成分がディートという化合物である。蚊がなぜディートを忌避するのかは、今のところ正確にはわかっていない。

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ゴキブリはいますか? [虫めがね]

虫めがね vol.38 No.2 (2012)

「あなたの家にゴキブリはいますか?」フランスの友人、ムッシュ・ゴーシェから聞いた話であるが、フランスで家庭の主婦にこの質問をすると99%の主婦は次のように答える。「いいえ、うちにはいません!日頃から家の中はきれいに清掃していますのでね」

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風雅な名前の昆虫︱スミナガシ︱ [木くい虫]

木くい虫 vol.38 No.2 (2012)

名は体を表すという。誰でも知っているモンシロチョウ(紋白蝶)は「紋のある白い蝶」という意味でどんな昆虫であるかすぐ見当がつく。最も短い和名であるイガは「衣蛾」の意味で衣類の害虫である。コナガは「粉蛾」ではなく「小菜蛾」であり、アブラナ科蔬菜を食害する農家の大敵である。ところで最も長い和名の昆虫をご存知だろうか?カタカナで22文字もあるリュウキュウジュウサンホシチビオオキノコムシという舌を噛みそうな名前である。漢字で書くと「琉球十三星ちび大茸虫」となり、琉球に棲息する13個の斑紋がある小さなオオキノコムシ科の昆虫という意味である。筆者は実物を見たことが無いが、名前からどんな昆虫か類推できる。ギフチョウ(岐阜)、ナガサキアゲハ(長崎)のように最初に採集された場所の地名から付けられた名前も多い。このような和名には分かりやすいという利点はあるが、なんとなく味気ない。

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