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「英語が上手になるには?(1):英語学習本研究家の回」

みちくさ vol.38 No.6 (2012)

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皆さんは、外国に行ったり、外国で暮らしたりすれば、英語が上手になるのになあと思ったことはありませんか。残念ながら、多くの場合は上手くなりません。外国に長く居ても英語がほとんどできない人を良く見かけますし、逆に英語が上手な人は必ず地道な努力をまじめに続けている様子がうかがえます。

海外でインターネットを使用していると、日本のサイトに連動して出てくる広告の多くが、「海外に居るのに英語が話せないあなたのための秘密の英語教材」であるとか、「直ぐにでもすらすら話せるようになる驚きの英語学習方法」といった類の広告であることから、英語の上達に困っている人がたくさんおり、こうした誘いにそれなりの需要があるのではないかということが推測されます。

私は、海外に来てから、どうすれば日本人は英語が上手くなるのだろうかとずっと考えてきました。欲を言えば、日本に居ながらにしても誰でも英語が上達するような良い学習方法を見つけられないものかと考えてきました。そのために、例えば、海外で現地の家庭教師のような人に英語を習ってしまうと、それは日本ではできないことだから、それはしてはいけないだろうと考え避けてきました。さっさと英語を習えば時間が節約できるのにとか、そんな余計なことを考えていないで、その時間を英語の勉強に費やせばいいのにという、周囲の冷たい視線を浴びながら、数多くの英語学習本を読み漁った結果、英語学習本研究家になれるのではないかと錯覚するくらい英語学習本に関する知識を身に付けることができました。もっとも世の中には英語学習本は五万とあり、私はその中のほんの一部を読んだに過ぎないことは、英語学習本研究をより深く行う中でいつも実感することでもあります。そんな研究の結果、(たぶん)例え海外に行かなくても、日本ででもきちんとこのように勉強すれば、英語が上手になるのではないかという学習方法が見えてきたような気がします。

外国に行かずして、日本に居ながらにして英語が上手くなりたい、さらには、英会話学校に行くのはお金がもったいないから嫌だ、という本誌の読者のために、次回から、自称英語学習本研究家の私が、この数年の研究の結果たどり着いたお勧めの英語学習本と共にお勧めの英語学習方法をご紹介していきたいと思います。それでは、次回からこのコラムを読んで、皆に内緒でこっそり英語力をステップアップさせていきましょう。

(世界の木窓から)

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