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「英語が上手になるには?(3):口筋肉を鍛えようの回」

みちくさ vol.39 No.2 (2013)

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前回の発音編から2ヶ月、毎日、練習を続けてきたでしょうか?さて、単語やショートフレーズは上手く発音できるようになってきたような気がする、でも英語が上手くできるようになるには?焦ってはいけません、今回は英語を勉強するための準備から考えてみましょう。ご紹介する2冊はこちら。

「「超音読」英語勉強法 留学経験なし! だけどTOEIC テスト満点!:野島 裕昭(日本実業出版)」…何だこの安易そうな本は、と思いますね。まずは、手元の英語論文または英会話本を開いて下さい。無造作に選んだセンテンスをあなたは(見ながらでも)どれだけ早口で読み上げることができますか?ものすごい早口で言えますか?できませんね?そうです、私達の口はそのように動いたことがないので、そのように動かないのです。そこで、この1冊。如何に音読を繰り返すことが大事かをあなたに説いてくれる超音読ガイドの1冊です。数ある英語学習how to本の中でも人気の高い(たぶん)、英語学習に取り組む心構えの解説本です。例によって、A社のサイトの書評は賛否両論ですが、これはあくまでも読み物で、これを読み終わったからといって、英語力が向上しているわけではないことにはご注意を。以前にも触れたように、小学校時代の国語の本読みを思い出して下さい。私たちは音読練習無しに発話力を向上させることができないのはまぎれもない事実です。これを読み終えれば、あなたはすっかり超音読派になっているでしょう。

「受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法:池谷 裕二(新潮社)」…前回ご紹介した本で学習を続けている人で、なかなか発音が覚えきれないなぁと困っている人はいませんか。そうです、人の脳は覚えても直ぐに忘れるようにできているんですね。そこで、この1冊。どうすれば、学習したことを効率良く記憶できるのかをまじめに解説してくれるけれど気軽な読み物です。A社のサイトの書評にもあるように、これは以前に別のタイトルで別の出版社からでていたものを再発行したものですので、既に持っている人は買わなくても良いでしょう。書いてあることはいたって基本的なことですが、それを肝に銘じておくことができるかどうかが、学習効率を左右する分かれ道になるのでしょう。これを読み終われば、あなたはすっかり復習の鬼と化していることでしょう。受験生のお子様をお持ちの親の方にもどうぞ。

*筆者注:本コラムは筆者の独断と偏見で構成されており、紹介する書籍等は木材保存協会とは一切関係ありません。

(世界の木窓から)

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