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日本木材保存協会からのお知らせ
国際シンポジウム「木の文化と科学 京都2011」(Wood Culture and Science Kyoto 2011)のご案内
現在,わが国には4,339棟の国宝・重要文化財指定建造物が存在しますが,その90%は木造建造物です。その一部はUNESCO 世界遺産として登録されています。世界遺産条約の締結国には,自国内に存在する遺産を保護する義務だけでなく,国際的な協力および援助体制を確立する責務も負っています。
本国際シンポジウムは,京都大学生存圏研究所がこれまで5年間,8回にわたり主催している「木の文化と科学」シンポジウムシリーズを国際的に展開して,木の文化の国,日本の関連研究を集約し,世界に発信する場とすると同時に,内外の関連コミュニティの連携を図るためのものです。木製文化財や歴史的建造物古材の調査,収集・保存ならびにデータベース化などの研究実績と関連研究コミュニティの国際的な共同研究ネットワークを基盤にして,世界の「木の文化」遺産を守る先導的な役割を果たしたいと考えています。
科学技術と文化財保存修理現場双方へのフィードバックを視野に,木の文化と科学に関する文理融合の本国際シンポジウムへの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
日 時:平成23年8月6日㈯~9日㈫
会 場:京都府宇治市五ヶ庄 京都大学宇治キャンパス「宇治おうばくプラザ」
主 催:京都大学 生存圏研究所
後 援:文化庁,㈳日本木材保存協会,一般社団法人日本木材学会,セルロース学会,
㈶文化財建造物保存技術協会, 森林総合研究所, 奈良文化財研究所,
東アジア文化財保存修復学会,COST IE 0601,文化財保存修復学会(予定),
国際森林研究機関連合(IUFRO)Division 5(予定)ほか
内 容:8月6日㈯:レセプション・登録受付
8月7日㈰:公開シンポジウム(基調講演を含む。通訳付き)・ポスター発表
8月8日㈪:講演発表・懇親会
8月9日㈫:テクニカルツアー「木の文化と科学-保存と継承の現場に学ぶ-」
(奈良方面の文化財・歴史的建造物修理修復現場の視察)
研究発表 ・参加申込み:
研究発表は,木質系文化財に関連するすべての人文科学的および自然科学的研究
を対象としています。研究発表および参加申込みの詳細については,シンポジウムホームページ(http://www.rish.kyoto-u.ac.jp/WCS/Kyoto2011/)をご覧下さい。
連絡先:お問い合わせは下記宛にお願いします。
〒611-0011 京都府宇治市五ヶ庄 京都大学生存圏研究所 居住圏環境共生分野
Wood Culture and Science Kyoto 2011 組織委員会庶務幹事 吉村 剛
電話・fax:0774-38-3662・3664
e-mail:wcsk2011@rish.kyoto-u.ac.jp