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2019年 Vol.45-No.4

1.会議・委員会
1)第8回定時総会(5月28日)

メルパルク東京(東京都港区芝公園)において,246名(委任状出席含む)の出席をもって開催した。司会より,本総会には,会員の過半数以上の出席が有り,成立していると報告され,鮫島会長より,開会の挨拶がなされ,次いで,来賓として,林野庁木材産業課眞城英一課長,林野庁木材産業課木製製品技術室鈴木竜也課長補佐,同平山翔一木材製品調達担当が紹介され,眞城課長より,ご祝辞を頂戴した。

その後,議長に鮫島会長が選出され,議事審議に入った。

① 平成30年度事業報告
 事務局より,年度末の会員数,会議,委員会等の活動が報告された。

② 第1号議案 平成30年度決算(案)承認の件
 事務局より説明された。
 次いで会長より平成30年度の決算は,平成30年度事業報告及び第1号議案のとおり相違ないと報告された後,監事より「平成30年度収支の状況及び財産管理の状況を会計諸帳簿により監査した結果,その内容は適正かつ正確であった。」と報告され,特に意見等は無く,原案通り了承,承認された。

③ 報告事項
 2019年度事業計画及び収支予算について説明され,了承された。次いで,議長により「以上で予定していた議事をすべて終了した。」との宣言がなされ,議案審議は終了した。

④ 功績賞,奨励賞の授与
 第2回日本木材保存協会功績賞を京都大学の藤井義久氏,第30回木材保存技術奨励賞を株式会社ザイエンスの池田学氏に,第16回木材保存学術奨励賞を森林総合研究所の小林正彦氏に授与した。

2)第1回理事会(4月25日)

三会堂ビル(東京都港区)において開催した。議題は,審議事項として,第8回定時総会の議案,功績賞・奨励賞の受賞者について審議され,承認された。報告事項では,前回理事会(2月15日)から4月24日までの事業,個人会員加入,木材保存剤等の認定登録更新,第38回木材保存士の資格検定講習・試験結果,2019年度木材劣化診断士の登録更新講習会開催日等が説明された。

3)第2回理事会

メールにて行った。

4)第3回理事会(5月28日)

メルパルク東京にて開催し,総会にて決定された理事の中から会長,副会長,常務理事が選任された。

会長
 鮫島 正浩  信州大学工学部特任教授

副会長
 越井  潤  越井木材工業(株)代表取締役社長
 藤井 義久  京都大学大学院農学研究科教授
 山本 英樹  バイエルクロップサイエンス(株)エンバイロサイエンス事業部開発部長

常務理事
 鈴木  昭  (公社)日本木材保存協会事務局長

理事
 荒井  浩  (株)ザイエンス代表取締役社長
 石野 信之  大日本木材防腐(株)執行役員研究開発グループ長
 江口 文陽  東京農業大学地域環境科学部森林総合科学科教授
 尾崎慶太郎  児玉化学工業(株)取締役
 小野  肇  三井化学アグロ(株)執行役員営業本部PPM営業部長
 木口  実  日本大学生物資源科学部森林資源科学科教授
 齋藤  栄  兼松サステック(株)取締役 木材・住建事業部統轄
 辻   修  フクビ化学工業(株)執行役員開発本部長
 中島 史郎  宇都宮大学地域デザイン科学部建築都市デザイン学科教授
 中嶋 一郎  住友林業(株)理事筑波研究所長
 橋爪 健二  九州木材工業(株)製造グループ取締役グループリーダー
 馬場 庸介  住化エンバイロメンタルサイエンス(株)研究開発本部商品開発部主席研究員
 松下 克也  (株)ミサワホーム総合研究所取締役
 吉村  剛  京都大学生存圏研究所居住圏環境共生分野教授

監事
 五十嵐 玲  大阪ガスケミカル(株)執行役員保存剤事業部長
 坂井 茂俊  (株)オーシカ中央研究所長

5)平成30年度監査(4月5日)

協会事務所において,五十嵐,坂井両監事により実施された。会計に関する事項は,特に指摘は無かった。総会における監査報告について,事業報告,決算報告が行われた後としたいと提案され,理事会に提案することとされた。

6)第1回認定委員会(4月11日)

協会事務所において開催した。議題は,木材保存剤等の認定登録更新で,申請のあった41製品全ての更新が承認された。

7)第1回企画運営委員会(4月19日)

協会事務所において開催した。議題は,審議事項として,第8回定時総会の議案,功績賞・奨励賞の受賞者について審議され,理事会の議案とすることが承認された。報告事項では,前回委員会(2月7日)から4月18日までの事業,個人会員加入,木材保存剤等の認定登録更新,第38回木材保存士の資格検定講習・試験結果,2019年度木材劣化診断士の登録更新講習会開催日等が説明された。

8)編集委員会(幹事会5月20日,7月12日)

5月の幹事会は,IRG50がカナダで開催され事務局が出席のため開催が遅れ,5月20日に開催しVol.45 No.3の編集・校正を行った結果,5月28日に発行することが出来た。7月の幹事会では,Vol.45 No.4の編集・校正を行い7月25日に発行する。編集が順調なため,2月からは,偶数月に開催する編集委員会はメール会議として行い,主としてゲラ校正を行う奇数月開催の編集委員会幹事会を協会事務局で開催してきた。

9)第2回IRG実行委員会(6月3日)

沼津市のプラザヴェルディにおいて開催し,会場であるプラザヴェルディのメインセッション会場(ホールB),昼食会場(ホールA),ワーキンググループ発表会場(301と302),ウエルカムパーティー会場(屋上庭園)を視察した。その後,会議室に於いてIRG賛助金,要旨集としての翻訳冊子の発行と広告,役割分担(受付,会場係,プロジェクター係,ファイル受付,エクスカーション添乗,アルバイト担当,FUNRUN担当),ワンデー登録,アルバイト・ボランティア,エクスカーションなどについて検討し,合意した。会議終了後,IRGバンケット会場であるリバーサイドホテルに徒歩で移動(開催時の移動ルートの確認の為)し視察した。さらに,IRG会長招宴を予定している沼津港界隈の視察を行い,会場を仮決定した。

10)2019年度 外構材の色調変化予測委員会(7月5日)

林野庁による平成27年度補正委託事業にて,平成28年4月から平成29年3月まで,木材表面の気象劣化の予測方法の開発を進めた。2019年度においても,表記委員会を当協会独自の予算により,全国6ケ所での暴露試験と結果の分析を継続して進めるため,東京電機大学にて,在京の委員により開催した。暴露試験の継続,測定間隔,シミュレーション結果の表現方法,変色予測の全国版と地域版の作成,今後の事業化の方向性,成果の公表等について検討し,それぞれを決定した。

2.事業
1)第35回年次大会(5月28日~29日)

メルパルク東京(東京都港区芝公園)において,246名の出席をもって開催した。28日午後には31件のポスター発表を行い,第29回木材保存技術奨励賞「軟弱地盤対策のための地中利用木材の長期耐久性の検証」三村佳織氏(兼松サステック株式会社),第15回木材保存学術奨励賞「混練型WPCの表面劣化の評価に関する研究」江部憲一氏(山形県工業技術センター)の受賞記念講演が行われた。29日は,8件の口頭発表と,「『木材の現し』利用の新展開 ―建築基準法の一部改正を受けて利用促進を図る―」と題した公開講演会を,林野庁,一般社団法人日本木材学会,公益社団法人日本木材加工技術協会,日本木材防腐工業組合,日本木材保存剤工業会の後援を得て行った。司会は中島史郎氏(宇都宮大学地域デザイン科学部教授),話題提供者は,成瀬友宏氏(国土交通省国土技術政策総合研究所)「防火関連規制の見直しと中層建築物における木材利用の推進」,安井昇氏(桜設計集団代表一級建築士事務所)「中大規模木造建築における『木材の現し』と防耐火設計」,石川敦子氏(森林総合研究所)「『木材の現し』における気象劣化の抑制」,石原亘氏(北海道立林産試験場)「地域の事例 ―北海道での『木材の現し』に適したCLTの開発―」,横畠康氏((有)艸建築工房)「地域の事例 ―高知県における『木材の現し』建築の事例―」であった。その間,9コマ(企業4社と5委員会)の企業・委員会展示が行われた。一方,ベストプレゼンテーション賞1件,ベストポスター賞1件,優秀ポスター賞2件が選考され,表彰式が行われた。

3.その他
1)第50回国際木材保存会議(IRG)

カナダ国ケベック市で5月12日から16日まで開催されたIRG年次大会には,鈴木事務局長と山本参事が参加し,大会運営に関する情報を得た。日本からは当協会主催のITGツアー参加者以外の参加者10名を加え,総勢26名が参加した。

2)日本木材防腐工業組合総会(5月16日)

メルパルク東京で開催され,事務局は会務があり欠席した。

3)公益社団法人日本木材加工技術協会総会(5月27日)

木材会館で開催され,事務局は会務があり欠席した。

4)一般社団法人日本木造住宅産業協会懇親会(5月30日)

明治記念会で開催され,山本参与が参加した。

5)日本木材保存剤工業会総会(6月24日)

八重洲カンファレンスセンターにおいて開催された。議題は,平成30年度事業報告及び決算承認,平成31年度事業計画案,収支予算承認の件で,審議の結果,いずれも承認された。

6)平成30年度事業の内閣府報告(6月25日)

事業年度終了後,2ヶ月以内に提出が義務付けられているもので,当年度の報告書を提出した。

4.会員加入
個人会員の加入(合計2名)
森  厚暢 京都府綾部市
京都森林組合連合会
中島 史郎 栃木県宇都宮市
宇都宮大学

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