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2022年 Vol.48-No.4

1.会議・委員会
1)第11回定時総会(5月24日)

 エッサム神田2号館(東京都千代田区)において,229名(会場参加25名)の出席を以って開催した。先ず,司会者より本総会には,過半数以上の出席があり,成立していると報告され,鮫島会長の開会の挨拶,次いで,来賓の林野庁林政部木材産業課木材製品技術室の土井隆行室長より祝辞が述べられた。総会は,鮫島会長を議長に選任して審議事項,報告事項の説明が行われた。

(1) 2021年度事業報告

 事務局長より,年度末の会員数,会議・委員会等の活動が報告された。

(2) 審議事項

第1号議案 2021年度決算(案)承認の件

 事務局長より,説明された。次いで,鮫島会長より,2021年度活動報告および,2021年度の決算は,第1号議案の記載に間違いが無いと報告され,続いて監事より,「2021年度収支の状況および,財産管理の状況を会計帳簿等により監査した結果,その内容は,適正かつ正確であった」と報告され,意見等を求めたが,特には無く,了承,承認された。

第2号議案 理事辞任に伴う後任理事の選任の件

 理事1名より辞任の申し出が有り,後任理事を推薦した。意見等を求めたが,特には無く,承認された。

第3号議案 理事定数に関する定款改訂の件

 各種専門委員長の責任が増していることから,出来る限り理事に担って頂く必要があると判断して,理事定数15名以上18名以内を18名以上23名以内に増やすことを提案した。意見等を求めたが,特には無く,承認された。

(3) 報告事項

 事務局長より,2022年度の事業計画および,収支予算について説明され,意見等を求めたが,特には無く,了承された。

(4) 功績賞,奨励賞授与

 第5回日本木材保存協会功績賞は酒井温子氏(奈良県森林技術センター)に,第33回木材保存技術奨励賞は内藤俊介氏(越井木材工業(株))に,第19回木材保存学術奨励賞は野田龍氏(秋田県立大学木材高度加工研究所)に授与された。

2)第38回年次大会の開催(5月24日~25日)

 第38回年次大会をオンライン形式で開催した。ポスター発表はZoomのブレイクアウトルーム方式で行い,発表件数は16件であった。口頭発表は従来の方式で行い発表件数は10件であった。ベストプレゼンテーション賞は東京医療保健大学の杉田純一氏に,ベストポスター賞は東京農工大学の築田理華子氏に,優秀ポスター賞は京都大学の下家美咲氏に贈られた。受賞記念講演は,技術奨励賞の川口聖真氏と学術奨励賞の村井まどか氏により行われた。2日目午後には,「中大規模木造普及に向けた耐火性・耐久性・環境負荷からの提言」と題した公開シンポジウムを開催した。

3)第2回理事会(6月24日)

 オンラインにより開催され,以下の事項について,審議した。

① サーキュラーエコノミーに適合した保存処理木材の認証登録制度

 持続性・環境部会にワーキンググループを設置して検討を進めることが承認された。

② IRG56組織委員会の委員の選出と今後の対応 当面,組織委員会に正副委員長の2名を選任して,この2名を中心として,開催場所,開催日時を9月開催の理事会に提案する等が承認された。

③ IRG56日本大会の開催費用の検討

 開催場所等が決まっていないので,参考にIRG52での見積内容が説明された。

④ 土壌処理剤の性能基準・試験方法の改訂

 改訂提案側主催で7月4日に修正案の説明会が開催されると説明され,ここでの討議を踏まえて,最終案が確定すれば,9月開催の理事会で審議されると説明された。

⑤ 年次大会の開催時期の変更

 これまでは5月に開催しているが,この時期は木材学会も開催されることから研究者にはタイトな時期であるとして,秋の開催と第12回定時総会の開催日時を2023年5月23日(火)10:00とすることが提案され,承認された。

⑥ 難燃処理薬剤の取り扱いに関する件

 難燃化検討部会の課題に難燃処理薬剤の性能を把握するため,コーンカロリーメータ法以外の試験方法について,検討していくと説明され,了承された。

⑦ 令和3年度林野庁補正事業費の超過について

 若干超過することが説明され,技術者給与等を圧縮して対応すると説明され,了承された。

4)編集委員会(7月8日)

 研究論文・資料への投稿をより活発かつ多様化するため,カテゴリーの見直し(研究論文に加え研究ノートを追加)と査読者数の明記について論議を行ない,方向性を決定した。投稿規程を改訂し稟議に諮ることとした。編集委員による印刷ゲラ(PDF)の校正はメールにて行い,7月13日に校正を完了しタナカ印刷に提出した。48巻4号を7月25日に発行する。

5)第1回年次大会運営委員会(5月23日)

 第38回年次大会開催に当たり,総括・座長・WEB 担当などの役割分担,オンライン会場設定の確認をメール会議にて行った。

2.事業
1)IRG52組織委員会(6月7日)

 委員会は3月31日に解散することが決定されているが,委員長より委員に対して謝辞が述べられるとともに活動の総括とIRG56の開催に向けた引き継ぎ事項が確認され,IRG56組織委員会に伝承することとされた。

3.その他

1)国際木材保存会議の第53回年次大会がスロベニア国ブレッド湖畔にて,5月29日から6月2日までの期間で開催され,山本参与が参加した。

4.会員加入

 無し

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