木材保存誌コラム

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会誌「木材保存」の人気コラム、「みちくさ」「虫めがね」「木くい虫」を公開しております。下記ボタンから、それぞれのコラムを読む事が出来ます。

害虫退治に大奮闘の回-サンドフライ編2- [みちくさ]

みちくさ vol.37 No.2 (2011)

準備万端でサンドフライを待ち構えようと思っていたのですが、夏前に数箇所一度に襲われるという予想外の事態が起こりました。確かに赤く膨れ上がり、非常に痒いです。個人差はあると思うのですが、抗炎症剤入りの痒み止めを塗っても、あまり腫れも痒みも引かないことが分かりました。現地の人に聞くと外国人の血が大好きらしいと、根拠はなさそうだけど何となく信じてしまうコメントが返ってきました。

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エノキとオオムラサキ [木くい虫]

木くい虫 vol.37 No.1 (2011)

ニレ科のエノキ属植物はアジアの温帯から熱帯にかけて約70種を産し、国内にはエノキ、エゾエノキ、クワノハエノキ等が分布している。エノキは材質があまり良くなく強度も比較的小さいため、家具や雑用材に用いられるほかは薪炭材としての用途くらいである。したがって、本誌の読者にはあまりなじみの無い樹種であるかもしれない。しかしオオムラサキの食樹として蝶屋(蝶愛好家)には大変有名な樹木である。

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ドングリの木 [虫めがね]

虫めがね vol.37 No.1 (2011)

「ドングリという名の木はありません」 毎年秋になると学生たちと大学近くの公園にドングリ拾いに出かける。自然観察授業の一環である。出かける前にドングリについての基礎知識を説明する。ドングリはブナ科植物の果実であり、日本には五属二一種がある。そのうち八種類くらいはアク(渋)抜きしなくても、蒸したり、炒めたり、粉にして団子にして食べられる。栗もドングリの仲間ですと言うと、「へー」と意外な顔をしている。日本に稲作技術が入ってくる前の縄文時代の日本人にとってドングリは大切な食料であったと話す。そして、食べても渋くないドングリの見分け方を説明する。筆者が子どもの頃はドングリを食べた経験があるが、いまの若者たちはドングリを食べたことがないようだ。

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害虫退治に大奮闘の回-サンドフライ編1- [みちくさ]

みちくさ vol.37 No.1 (2011)

隣国のオーストラリアにはシロアリもゴキブリも普通にいるのに、当地ニュージーランドにはなぜかこの2種はいないようで(現地人談)、快適な国だなあと思っていましたが、そうはうまくいかないようです。当地では代表的な厄介虫としてハエとサンドフライの2種が挙げられると聞きます。どうやってこれらを克服していけばよいのかを考えることにしました。

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