木材保存誌コラム

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会誌「木材保存」の人気コラム、「みちくさ」「虫めがね」「木くい虫」を公開しております。下記ボタンから、それぞれのコラムを読む事が出来ます。

カーボン・なんとか・5 [みちくさ]

みちくさ vol.48 No.5 (2022)

次に植林によってどのくらいの二酸化炭素が吸収できるか、という問題である。この件に関しては、林野庁の「森林の地球温暖化防止機能について」といったサイトがあって、丁寧な解説がされている。 まず、木材体積および重量と二酸化炭素量の関係は表に示すとおりである。 次に樹木の年間の体積増加量である。これはまさに千差万別であるので、林野庁では全国の森林の平均的な値を調べることができる「収穫表」から求め、...

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平均寿命と健康寿命 [虫めがね]

虫めがね vol.48 No.4 (2022)

わたし自身が後期高齢者の仲間に入ったせいか、新聞などを読んでいると、「寿命」という文字が目につくようになった。 わが国の平均寿命は令和二年現在で、女性が八七・七四歳、男性は八一・六四歳である。これは、女性は世界一位で、男性はスイスに次いで世界二位である。なかなかの長寿国である。この我が国の長寿化は長い間かけて徐々に進んだものではなく、一九四七年頃から急激に長寿化が進んだようだ。わたしが子ども...

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カーボン・なんとか・4 [みちくさ]

みちくさ vol.48 No.4 (2022)

ちょうど1年前、「カーボン・なんとか」とのタイトルで何回かにわたって、本コーナーに投稿したことがある。ここでは「なんとか」として「ニュートラル」「オフセット」「フットプリント」「プライシング」をとりあげ、これらに加えて発電に伴う二酸化炭素の排出量のことを書いた。今回はいわばその続編である。 まず「カーボンニュートラル」についておさらい。 「この意味が近年では概念化され、二酸化炭素の増減に影...

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わが家の庭の野鳥たち [虫めがね]

虫めがね vol.48 No.3 (2022)

わたしが住んでいる家から南へ一五〇mほど離れた所には、木々が生い茂った小さな森がある。その森はさらに南に向かって標高二八四mの石切山という小山に連なっている。このような環境に住んでいるお蔭で、春になるとわが家の庭にはいろいろな野鳥がやって来る。メジロ、ウグイス、スズメ、ツバメ、ヒヨドリ、イソヒヨドリなどである。カラスもやって来るが、カラスが来ると他の小鳥たちは逃げてしまうので、カラスは追い払う...

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「山線」のこと・2 [みちくさ]

みちくさ vol.48 No.3 (2022)

地元紙に「並行在来線廃止 地域交通のあり方は」という記事があった。この「並行在来線」とは「全国新幹線鉄道整備法に基づき国が計画した整備新幹線と並行して走る在来線」のことで、具体的には、東海道・山陽新幹線と盛岡以南の東北新幹線を除く区間は、JRが採算が合わないと判断すれば新幹線開業時に経営分離することが認められている。 分離後は沿線自治体が鉄道を第三セクター方式で存続させるか廃止してバスに転換...

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