木材保存誌コラム

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会誌「木材保存」の人気コラム、「みちくさ」「虫めがね」「木くい虫」を公開しております。下記ボタンから、それぞれのコラムを読む事が出来ます。

わが家の庭の野鳥たち [虫めがね]

虫めがね vol.48 No.3 (2022)

わたしが住んでいる家から南へ一五〇mほど離れた所には、木々が生い茂った小さな森がある。その森はさらに南に向かって標高二八四mの石切山という小山に連なっている。このような環境に住んでいるお蔭で、春になるとわが家の庭にはいろいろな野鳥がやって来る。メジロ、ウグイス、スズメ、ツバメ、ヒヨドリ、イソヒヨドリなどである。カラスもやって来るが、カラスが来ると他の小鳥たちは逃げてしまうので、カラスは追い払う...

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「山線」のこと・2 [みちくさ]

みちくさ vol.48 No.3 (2022)

地元紙に「並行在来線廃止 地域交通のあり方は」という記事があった。この「並行在来線」とは「全国新幹線鉄道整備法に基づき国が計画した整備新幹線と並行して走る在来線」のことで、具体的には、東海道・山陽新幹線と盛岡以南の東北新幹線を除く区間は、JRが採算が合わないと判断すれば新幹線開業時に経営分離することが認められている。 分離後は沿線自治体が鉄道を第三セクター方式で存続させるか廃止してバスに転換...

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コロナ禍とオンライン化 [虫めがね]

虫めがね vol.48 No.2 (2022)

二〇一九年末に中国の湖北省武漢市で最初に感染者が確認された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)はその後、世界に蔓延し、WHOはパンデミックを宣言した。このコロナウイルスはアルファ株から始まり、デルタ株、オミクロン株などと変異して、新たな戦士を世に送り込み、二年以上経った今でも、沈静化の様子を見せない。このパンデミックは人々の仕事のやり方や生活様式、さらには政治にまで変化を強いている。い...

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「山線」のこと [みちくさ]

みちくさ vol.48 No.2 (2022)

今回は、前回触れた函館本線のうちの小樽―長万部間、いわゆる「山線」にまつわる、かなりマニアックな話である。 僕の最初の長距離移動は父の転勤に伴う、小樽―東京―大阪の往復である。往路は小学校1年生の時(一九五四年)であり、その6年半後、中学校2年生の秋(一九六〇年)に逆の経路を辿って北海道に戻ってきた。無論、いずれも汽車旅である。 その記憶をたどり、いくつかの情報―ネットを検索すると、優等列...

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どうなる「山線」? [みちくさ]

みちくさ vol.48 No.1 (2022)

年末、ローカル紙に『並行在来線・長万部―小樽「バス転換」近づく着地点』という見出し。 読むと「二〇三〇年予定の北海道新幹線札幌延伸に伴い、JR北海道から経営分離される並行在来線の函館線長万部―小樽間の存廃論議が行われ、沿線9市町のうち余市町のみが余市―小樽間の鉄路存続を主張、4町がバス転換、残りが態度を保留」とある。 実はこれに関連した話題は6年前、2回にわたって本コーナーで触れたことがあ...

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